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谷や盆地、河口近くの平野には多くの人が生活し、多くの野菜や家畜が育てられている。でも、 谷や平野の人が安泰に暮らせるかどうかは、山が元気かどうかにかかっている。
![]() 洪水後のアメリカ・ユタ州パリッシュ・キャニオン、1930年。木の生えている谷間と禿げ山との被害の違いに注目(Jacks and Whyte)  | 
「アマゾンの熱帯雨林1ヘクタールを伐採すると、1,000ドル分の材木と148ドル相応の牧場跡地としての価値しかない。でも、同じ1ヘクタールを熱帯雨林として残したまま上手に活用すると、果物や材木など森の生産物から年間6,820ドルの収穫を継続的にあげることができる。」- Rainforest Foundation
肥沃な土壌はその国の大切な資産であり、今後は石油より水の方が貴重な資源だといわれている。人間や動物の飲み水や農業に欠かせない淡水資源は、川や湖の汚染が広がり都市や各産業が大量に使用する今日、ますます少なくなっている。
国連環境計画事務局長のクラウス・テプファー氏は、将来「必ず」水資源をめぐる紛争が引き起こされると警告している(Environmental Science & Technology journal, January 1, 1999)。フランスのシラク大統領とユネスコ事務局長のフェデリコ・マヨール氏も、国際的な協力と対策がなければますます減少する淡水資源が世界平和を脅かすと警告。マヨール氏は、「石油や領土よりも、水資源をめぐり悲惨な紛争が近い将来引き起こされるだろう」と言う。
「次世紀の戦争は水を求めて戦われるだろう。河川や湖の水の所有権や利用権を主張し合う対立はすでに始まっており、今にも紛争に爆発しかねない。」と、世界水パートナーシップ代表であり世界銀行副総裁でもあるイズマル・セラガルデン氏も警告している。
![]() 山火事後の南ローデシア(現ジンバブエ)1930年(Jacks and Whyte)  | 
![]() 木が苅られ土が洗い流された香港ランタオ島の棚田跡。ここをキースとクリスティンが復活させた。  | 
![]() むき出しの底土からは貧弱な草しか育たない  | 
![]() 8ヶ月後の同じ場所。 土がよみがえり、豊かな農園になった  | 
![]() キースたちが離れた5年後も復活した農園の土は養分を含み果樹や農作物が茂っていた  | 
![]() 香港の台風で被害を受けた村人の畑。表土が洗い流されている。  | 
![]() 同じ台風もキースたちの肥沃な土とマルチで守られた畑にはなんの被害も与えなかった  | 
「地表を覆う薄い生きた表土の層が、かつてない速さでずたずたに引き裂かれている。この薄い膜が失われたとき、肥沃な耕作地は生物の生存が不可能な砂漠となる。」つい最近指摘された問題のように聞こえるけれど、この警告は今から60年も昔に発せられていた。1939年に出版された本『The Rape of the Earth(地表の強奪)』の中で著者のジャックス氏とホワイト氏は世界の深刻な土壌浸食の危機を警告し対策を呼びかけている。
今世界では毎年500万ヘクタールの砂漠が広がり、森林はそれ以上の速さで伐採されている。世界の陸地の3分の1が砂漠になりかねない状態で、8億5000万人の生活が脅かされている(国連開発計画より)。
土壌浸食を防ぐ対策方法もずいぶん前から示されていた。1929年にはアメリカのラッセル・スミス氏が、いろんな種類の木を目的と状況によって植え分け、特に山の斜面に上手に木を植える方法を著書『Tree Crops(永続農業のための木の活用)』に記している。「その土地に一番適した農業形態を築き上げたとき、様々な樹木が連なる景観が見られることだろう」とスミス氏は言う。
「山がちの岩だらけで乾燥している土地に畑を開くのは大変だ。でも、樹木が救いの手をさしのべてくれる。」とは『スモール・イズ・ビューティフル』の著者シューマッハ氏の言葉。
植林活動は各地で行われているけれども、なかなか上手く森が育っていない。特に現地の人の頭越しに政府指導で木が植えられても森に育たないことが多い。(キース・アディソン報告フィリピンで政府植林面積の2.5%しか実際に育たなかった話)
それに、一種類の木が植えられた人工林は、もとの多様な生物が宿る熟成林とは役割も安定度も違う。
森を守り育てる大切なポイントは、森に住む地域の人たちが加わること。そこに住む人たちが森から収穫と恩恵を得られる仕組みになっていれば、人々は木を植え続け、森を育て、森に住む人と平野に住む人の両方が守られる。あまり知られていなくても、そういう活動は各地で静かに進められている。
洪水のためネパールで死者80人バングラデッシュで82人
Environment News Service(カトマンズ)1999年7月20日
洪水と地滑りのため、ネパールで少なくとも80人が死亡し、数百万ドル相当の土地が失われた。かつてはヒマラヤ山脈の森林が、毎年繰り返される夏季モンスーンの降雨量のほとんどを吸収していたが、大部分の森林を切り払ってしまった今日、大量の雨水が洪水となって流域をおそっている。ネパール75地区のうち55地区が洪水と地滑りにより多大な被害を受け、数百件の家屋、数千ヘクターにおよぶ水田、数々の橋が洗い流されてしまった。ネパールから流れ出る洪水の被害はインド、バングラデッシュ、中国におよんでいる。
http://ens.lycos.com/ens/jul99/1999L-07-20-02.html
中国の洪水
ニューヨーク・タイムズ(北京)1998年8月26日
火曜日の洪水被害に関する記者会見において、中国政府は長江(揚子江)上流の集水地域における伐採活動を停止すると発表。森林伐採のため大量の雨水が洪水となって流れ出し、土砂により川や湖が嵩上げされている。政府は生態系を考慮した長期的な植林計画により洪水地域を再建する予定という。
大洪水の一年後
干ばつのため香港、シェンチェン、広州に水不足問題
Environment News Service(シェンチェン)1999年8月24日
この夏、長江流域では洪水により800人が死亡し数百万人が退去しなければならなかったが、同じ時、中国華南の広東省では東江が干上がり、珠江デルタ地域における水不足が深刻になりつつある。
http://ens.lycos.com/ens/aug99/1999L-08-24-01.html
![]() 土壌侵食で押し流された土砂が溜まったメコン川河口 (Photo courtesy National Aeronautic and Space Administration) ENS  | 
15,000立方メートルの水があれば
・近代高収量の水田1ヘクタールを灌漑できる。
・遊牧民100人と450頭の家畜を3年間養うことができる。
・田舎に暮らす100家族を3年間、もしくは都会の100家族を2年間養うことができる。
だけど、同じ量の水を豪華なホテル100室はたった55日間で使い切ってしまう。(国連食糧農業機構より)
Trees for the Future
Trees for the Future(将来のための森)は、地元の人たちを中心とした植林と土地の持続可能な有効利用を広めている。地元の人が木を育てることの利益を見いださないと植林は成功しないとの考えのもと、植えた木から燃料としての薪が取れること、収穫の向上や土壌流失の防止、水の確保ができることなどを説明しながら種とアドバイスの提供を続けている。実際の作業は子供たちを含んだ地域の住民が行う。1989年から世界60ヶ国、5200地域で活動を行ってきた。その他、先進国と途上国の子供たちをつなげる「木の文通」や、200本の木を植林する「冷却車証明書」を販売したりしている。
http://www.treesftf.org/
チプコ運動
「森は土と水と空気を保っている!」四半世紀前、このスローガンのもとレニ村の女性たちは企業のチェーンソーを追い払った。生活の基盤である森を守ろうとの村人の反対をインド政府も無視できず、その後10数年間に渡り伐採を制限することを約束。チプコ運動は各地に広がり成功をおさめたが、今、再び企業に押された政府が森に手を出そうとしている。
国連50周年事業の一環でチプコ運動が表彰されたときの活動紹介のレポート。
http://iisd.net/50comm/commdb/desc/d07.htm
「チプコ運動:有名になった伝説と見落とされがちな事実」 村人たちは環境を守るために伐採に反対したのか?女性たちは本当に木に抱きついて伐採企業を追い返したのか?英雄伝が一人歩きしがちなチプコ運動について、実際には何が起こったのかJayanta Bandyopadhyayによる新たな角度からの分析。
森林情報NGO「Mountain Forum」に掲載。
http://www2.mtnforum.org/mtnforum/archives/
reportspubs/library/bandj99a.htm
「チプコ運動の目的は木を守ることではなく、村人を含んだ賢明な森の利用法を確保することだった。」平野部からやってきた企業が一方的な伐採と開発で山間地に暮らす村人の生活を脅かし、 政府も村人を無視した伐採権の売却を繰り広げていた。
![]() Chandi Prasad Bhatt  | 
New Forests Project
世界で一番大きい木「Del Norte Titan」カリフォルニア州のJedediah Smith Redwoods国立公園で、世界で一番背が高いわけではないけれども容量的に一番「大きい」アメリカ杉をTall Trees Clubが発見した。木の体積は36,622立方フィート(約1,037立方メートル)、高さ93.5メートル、直径7.2メートル。 世界で一番高い木は同じくカリフォルニア州Montgomery Redwoods State ReserveのMendocino Tree(367.5フィート=112メートル)と言われている。
この世で一番長生きしている生物はカリフォルニア州に生息するBristlecone Pinesという木。中でもMethuselahと名付けられた木は、やせた乾燥地という厳しい環境の中4,723年もの年月を脈々と生きてきた。この木は現在確認されているBristlecone Pinesの中でも最長老だが、実はもっと年長の木があった。1964年、ノース・カルフォルニア大学の学生であったCurrey氏は氷河期の影響を示す年輪のサンプルを求めてBristlecone Pinesの森をさまよっていた。その中に4000年以上の年輪を持つ木を見つけた彼は、政府から許可を得てその木を切り倒した。数えられた年輪の数は4,844。その後、この木の寿命は4,950年と確認された。世界最長老の生物はしかしそこで寿命を終えてしまった。WaterAid
イギリスの水道関係者たちから始められたNGO「WaterAid」は、アジアとアフリカの13ヶ国で現地の団体を協力しながら安全な飲み水の提供、下水道の整備、衛生状況の改善を促進している。1981年に設立されて以来のWaterAidの活動を通じて550万人への水供給が改善されたという。ホームページには水を集めるために女性や子供たちが毎日多大な時間を費やさなければならないこと、重い水を運ぶために背筋や腰を損傷していること、そうやって集められた水も多くは病原体や化学物質に汚染された危険な水であることなど、途上国における水の状況に関する資料も掲載されている。
http://www.wateraid.org.uk/
世界人口の約半分の人は炊事に薪を使い、世界で生産される木材の半分は燃料として使われている。でも森の資源は全然足りない。すでに20億人の人は燃料にする薪が足りなくて困っている。太陽熱でご飯を炊いたらどうなるか? →太陽熱調理器が森を守る
イギリスのヘンリー・ダブルディ有機農研究所はいろんな役立ちものの木を途上国に植えている。乾燥地帯にはどのような木が的確なのか。→砂漠に木を植える
『(地表の強奪:土壌浸食の世界調査)The Rape of the Earth: A World Survey of Soil Erosion』by G.V. Jacks and R.O Whyte, Faber and Faber, London, 1939
知らなかったとは言い訳できない。土壌浸食に対する警告は以前から発せられていた。「自然界における土壌浸食はミネラルや養分を巡回させるため生物の存続に必須のシステムだ。しかし、同じシステムを人間は大幅に加速し、最も破壊的な脅威にしてしまった」この本は、過ちの批判だけでなく緻密な調査に基づくシステム回復への対策も示している。
『(永続農業のための木の活用法)Tree Crops - A Permanent Agriculture』by J. Russell Smith, Harcourt-Brace, New York, 1929; Devin-Adair, Connecticut, 1950; Island Press Conservation Classics, 1987, ISBN 0-933289-44-0
多くの食糧・環境活動家を何世代にも渡って導いてきた書籍。それぞれの樹木の利益と活用法を示しながら、持続可能な農業のために木を育てることの重要性を示している。再版を重ね、最近ふたたび復刊された。
『スモール・イズ・ビューティフル 人間中心の経済学』E. F.シューマッハー著、小島慶三、酒井つとむ訳、講談社学術文庫730 ISBN4-06-158730-7他。
「開発」に携わる人の必読書。人間を無視しない経済成長を訴える書。
シューマッハー・ソサエティ
http://www.schumachersociety.org/
シューマッハーが1966年に設立したIntermediate Technology Development Groupのホームページ
http://www.oneworld.org/itdg/
『(砂の柱:灌漑の奇跡は続くだろうか?)Pillar of Sand: Can the Irrigation Miracle Last?』by Sandra Postel, W.W. Norton & Company, 1999, $13.95, ISBN: 0393319377
現在の灌漑方法は成功といえるだろうか?ますます減少する淡水資源で80億の世界人口を養うためには、水1リットルごとの効率を上げなくてはならない。多くの水を費やしながら最も食糧を必要としている人々を養い切れていない大規模灌漑農業の現状を批判しながら改善策を示す。
Worldwatch Instituteよりオンラインで購入可能。
http://www.worldwatch.org/pubs/ea/pos.html
![]() Solomonの有機農園  | 
『(アフリカの砂埃に根を張る:サブサハラ乾燥地帯での農業)Roots in the African Dust: Sustaining the Sub-Saharan Drylands』 by Michael Mortimore, Cambridge University Press, Cambridge, United Kingdom, 1998. 219 pages. ISBN: 0 521 45173 6 (hardback); ISBN: 0 521 45785 8 (paperback) US$59.95 (hardback)
『(木を植えるというシンプルな行為:市民植林活動の手引き)The Simple Act Of Planting A Tree: A Citizen Forester's Guide to Healing Your Neighborhood, Your City, and Your World』TreePeople with Andy and Katie Lipkis. Jeremy P. Tarcher, Inc., Los Angeles, 1990, $12.95, ISBN 0-87477-602-3 (paper).
ペーパーレスなんてとんでもない!コンピュータの導入が紙の使用量を増加
ウォールストリート・ジャーナル 1999年5月28日
ハイテク機械が書類の束を片づけてくれるとの夢もはかなく、電子メールやコンピュータの導入が職場における紙の使用量を増加しているとの調査結果が発表された。世界のビジネス界が消費する紙の量は毎年4〜7%増加しており、10年で倍増する勢いだ。明らかにコンピュータの導入が原因で、ある調査によると電子メールの導入は職場での印刷量を40%増加している。

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